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わちゃーー!
何年ぶり?w

えっと…
ずっと放置してましたが(ログインすらしていない…)
久しぶりに読んでみて「コメントも入ってへんなぁ~」なんて思ってたら
なんと!
ワシ、コメントをいつの間にか承認制にしてたんやね!
(そういえば迷惑コメントやPRをさけるためにそんなことした覚えもうっすら…)

そんなわけでさっき久しぶりにログインしてみたら
コメントが来てる来てる!!w

え~、
1年以上も前からコメントを下さっていた皆々様、
大変失礼いたしました。
ほんと、すみません。
それとやっぱり心からありがとうございます。

ブログの復活ですが、コレなかなか難しいっす!

というのも、日常のことを書くとなるとどうしても今の仕事のことがメインになるわけで、
それを書いちゃうと読めちゃうやん?(当たり前やないけ)
不特定多数の方に読まれるということは、やっぱり読んで欲しくない人を意識するわけで。
そうすると全くって言っていいほど書くことがない。
実際、すしきゅうカンタービレも今の仕事に関わってる人たちには
本当は読まれるとまずい。というか恥ずかしい。w
この業界、マジで狭いからねぇ。


時々mixi日記には書いてますよ。
マイミク限定なので読まれたらまずいとかは意識しなくていいから。
R大関係の方は「生協前」とかのコミュに行ったらかならず見つけられます。w
ツイッターもやってるけどコレもほとんど書かない。
誰に読まれてるかわからんのはやっぱり怖いぜよ。
(なでしこの熊谷選手のようなこともあるし…)

昨日、(←なんだ唐突に!)
おそらく3年以上ぶりに「廻ってない寿司」を食べに言った。
涙が出るくらい美味しかった。
そこで板さんに「店、どうしてるん?」って聞かれた。
聞かれるまで自分が数年前まで寿司屋だったことを忘れていたwww

それぐらい今の仕事が面白いし、充実してる。
ほとんど毎日、自分の耳には生のオーケストラの演奏が聞こえてる。
それだけで至極の幸せ。

そんなわけでワタシは元気です!

息子は高校2年・中学3年・中学1年になりました。
長男はワタシより15cmも背が高いです。
家におっさんが4人です。
非常にまずいことではあるけれどワタシにとっては大事な友人という感覚です。
(だからのさばるのか、ヤツらは!)

また機会があればここにも書きます。
コメント下さっていた皆様、本当にありがとうございました。
# by blue-fin | 2011-08-02 01:11 | 雑記
すしきゅうカンタービレ  番外編
新春を迎え、我が半生を振り返ってみたり。

小学校3~4年の頃だったと思う。
学校の体育館にオーケストラが来て生演奏をするという。
僕は男の子だった手前、その喜びを表現することが恥ずかしかったけれど
実は数日前からワクワクしていた。

当時いやいや習っていたとはいえ、(この辺に詳しい
ピアノの先生が声楽もされていて
僕たちのピアノ発表会でも時々歌を披露していたんだけど
その中で「すみれ」っていう歌が僕は結構気に入ってた。
小学生に外国語なんてわかんないけど
「びーおーれってびーおーれってぐらっつぃーおーぜ」
とか言ってたと思う。
Violet やね。
英語でバイオレット。イタリア語ではビオレッタとか言うんかな?

オーケストラのプログラムを見るとその曲を演奏するという。

そして演奏会当日、おそらく僕だけだと思うけど
実はこっそりと小型のカセットデッキを持ち込んで盗聴していた。(笑)
顔では興味ないフリをしながらコソっと録音。

ところが演奏が始まると、ピアノの先生が歌ってた曲も
自分がコッソリ録音していることも、
大げさに言うならそれこそ今自分がどこにいるのか、何をしているのか、
自分自身がなんなのか…そんなことを全部忘れるくらい放心状態に。

頭の先から
ズドーン!!
ってやられた。
震えて動けなかった。
カミナリに打たれたみたいに。

きっとこの瞬間に自分の生きる道が決まったんだと思う。

だからサッカーをしていても
結局中学で吹奏楽部に入った
んだと思うし、
もうやらないと決めていてもまた高校でも吹奏楽部に入ってしまったし
こともあろうか運命のいたずらで大学でもハマってしまい
寿司屋をしていても結局音楽なしでは生きていけない体になってしまった。
挙げ句の果てに音楽を捨てられずに寿司屋までやめてしまった。

あの時、あの音楽を聞かなかったら僕はきっと別の道を歩んでいたんだろう。


あの衝撃から30年。
最近わかったことなんだけど
どうやら僕は今、「その」オーケストラで働いているらしい。

# by blue-fin | 2010-01-02 00:48 | すしきゅうカンタービレ
すしきゅうカンタービレ  lesson52  ~SUZUKA 4~
~前回の続き


ムシャクシャイライラ、
もうはらわた煮えくり返りながらの夕食を終えた私たちは
食後も延々とミーティングをするのであった。

そこでも私は首尾一貫して現状がおかしいということ、
音楽に対するみんなの姿勢が間違っていることを主張した。
でも長井は楽器もうまいし全国大会金賞経験者でもある。
私はただの吹奏楽落ちこぼれ、口先だけ男なのである。
誰がどうみても彼の方が説得力がある。

就寝時間になり、布団の中でも私の怒りは収まらなかった。
こっそり抜け出して高校時代のA先輩(何度も登場してます…)に
電話をかけに行った。

鈴鹿サーキットの中にある電話BOX、
その中で私は唯一わかってくれるA先輩に訴えた。

「どうしても、どうしても俺の言うてることが通用せぇへん!」

彼の答えは理路整然としていた。
「そりゃ当たり前やろ。普通に吹奏楽やってきた人間なら
俺らみたいなわけのわからん話は経験していない以上理解出来るわけがない。」

「なんでやねん!音楽って点数やないやろ、気持ちやろ!」

「ええか、俺らはお互いに傷つけあったり励まし合ったりして
 失敗しながら、でも精一杯やってきたんや。
 彼らにはそれとはまた別の青春があってそれを否定することはできひんわな。
 お互いに成長してきた友情ともう18歳になってほとんど人格が出来上がってから
 出会った友情とはそりゃ違うで。」

「頼むわ!どうしたらあいつらわかってくれるかな?」

「田飲まれたら百姓困る」

「………。」

「とにかくお前はそこには向いてない。もう退部するしかないで」


そしてトボトボと宿舎に帰り、また布団に戻った。
しかしまだ収まらない。

とうとう寝ている長井を起こしてロビーで二人だけで話をした。

「俺はどう考えてもコンクールっておかしいと思う。
 コンクールを『目標』にしても絶対意味がないと思う。
 全国大会で金賞を獲ることがそんなにいいことだとは絶対に思えない!」

そこで長井は究極の一言を言ってしまった。

…知らんくせに。

はい、来ましたね、来ましたよ、この言葉。
これは反論できませんね、確かに。
経験してないのに偉そうなことは言えませんね、ワタシ。
急所を突かれましたね、ええ。
もうここまで来ると怒りとかそういうのは吹っ飛んでいて
沈黙するしかなかった。

しばらく経って私は最終妥協案を提示する。
「…わかった、じゃあこうしよう。
 俺らが4回生になった時、その1回だけでいいから
 俺を全国大会の舞台とやらに乗せてくれ。
 その演奏が終わった瞬間に俺はお前に気持ちを伝える。
 『よかった』のか『おもしろくなかった』のか。
 全国大会、行かしてくれるんやな、約束できるんやな!」

彼は
「簡単なことや」
と言い放ちやがった。

そして私は約束の時までの3年間、自分流でみんなを団結させていくこと、
長井は音楽の技術面でその水準までみんなを持って行くことを決めた。



そして彼は3年後、本当に「簡単に」ワタシを全国大会の舞台へ乗せたのである。



# by blue-fin | 2009-10-15 21:20 | すしきゅうカンタービレ
すしきゅうカンタービレ  lesson51  ~SUZUKA 3~
転職して早や15ヶ月が経ちまして…
その間、とてもとてもとてもとても忙しかったので
なかなか書けていませんが、ちょっと時間がある時に
また書いて行こうと思います。
(…って需要あるんかいな?)
まぁ、自己満足で思い出を…


1回生の鈴鹿サーキットでのお話。

以前にも書きましたが、
鈴鹿での依頼演奏というのは何泊かの宿泊を伴うわけで、
ちょっとした合宿のようになるのですが
なぜか夕食の前後、就寝までに学年でミーティングをするのです。
(ほんとにこのクラブはミーティング大好きやなぁ)

1回生と言えば別にこれといって話し合うことなんかないので
なぜか反省会になるのです。

「今のままでいいのか」とか「向上心がない」とかいうことから
「誰々がふざけていた」「今日の食事の時に先輩のおかわりに気づかなかった」とかいう
どーでもいいことを反省していくのであった。
(…ってほぼワシへの攻撃やな、うん(笑))

当時、学年を仕切っていたのは長井。
楽器もうまいし、まじめだし、高校時代は部長やってたし先輩からも信頼されてるし。
同学年のみんなも彼をリーダー風に思っているようなので必然的に司会は長井になるのだが、
私はこういう所から気にくわなかった。

「なんで長井が仕切っとんねん」

これが以前にも書いた「僻み」「劣等感」から来ているのは目に見えているのだが(笑)
私の屁理屈に誰も答えられないのである。

前述の議題(?)に対する私の意見も
「今のままでいいと思う」
「向上心がなくてはダメなのか?」
「別にふざけているつもりはない」
「おかわりは食いたいヤツが自分でしなさい」
などと全く集団行動に向いてないことばかり言うのであった。

みんなは「それではダメだと思う」とか言うので
「なぜダメなのかきちんと説明しろ」と言うのだが
誰も答えられない。

私はそんなことよりももっともっと意味のあること、
もっと根本的な事を議論したかったのでちょっとふっかけてみた。

「なんでこのクラブは毎年コンクールに出るの?」

それに対するちゃんとした答えはない。
「そういうクラブだから」
「伝統だから」
「コンクールはおもしろいから」
「勝ちたいから」
「それが当たり前だから」
などなど。

あほか。

コンクール出るために大学に入ったんか、
それを目的に吹奏楽部に入ったんか、お前らは。

違うやろ。
「音楽を学ぶことが楽しいから」
「楽器を吹くのが楽しいから」
やろ???

「勝ちたい」って何やねん!
音楽に勝ち負けがあるんかい?

「伝統?当たり前?」
そんな主体性のないことこそ「このままでええのか?」やで。


そして私はコンクールについての危険性をこんこんと話した。
どこの吹奏楽部でもほぼそうだと思うのだが
コンクールというものを「目的」にしているところがとても多い。
いい賞をとること、これだけに集中してしまって
変な勘違いを起こしてしまう。
「コンクールでいい賞をとること」がまるで人生の勝者のような勘違いをね。

吹奏楽界なんて所詮小さな世界。
全国大会で金賞をとったからってそれがどうしたというの?
違うでしょ?
ワシは高校時代、コンクールなんて出なかったし(そういう団体だった)
楽器もヘタだけど、少なくともここにいるお前らよりは
物事をよくわかっているし、強い友情で結ばれた仲間もいるし
どこも劣っているとは思わない。

大切なのは
4年間、この吹奏楽部に所属していて
どういうことを学ぶのか、どういう経験をするのか、
その経験を将来どのようにいかしていくのか、
どういう仲間とどういう人間関係を築くのか、
自分の人間性をどこまで磨けるのかということ。

「コンクールでいい賞をとること」を目的とするのではなく、
それを目指して自分がどうがんばったのか、
仲間と一緒に取り組んでどう感じたのかということなど
コンクールを「手段」として捉えるべき。
そう考えると「勝つ」「負ける」という表現は出てこないはず。
音楽はつまり自分。自分の感受性を育むための「手段」なのだ。
そういう認識もなくただコンクールに出るのは意味がないから
ワシらが4回生になった時にはやめましょう、と提案した。

非難囂々だったが(やっぱりみんなアブナイ宗教のように凝り固まっとるわ)
ここで中断、夕食となった。


食堂へ向かって歩いている途中、同学年の女の子が声をかけてきた。

「田村くんの言うことは多分合ってると思う。
でもみんな誰もそんなことはわからないと思う。
せっかく長井くんを中心にまとまってきているのに
田村くん一人が乱すのは良くないと思う。
もうコンクールに出るってのは決まってることなんだし
所詮田村くんは少数意見なんだからもう意地を張るのをやめたら?」

はぁぁぁぁ???

ほな何かい?
「長いものには巻かれろ」ってか?
正論やと思ってるのに??

そして彼女は
「絶対この環境ではあなたは適応しないから
退部するしかないんちゃう?」
とまで言いやがった!

私の夕食タイムが怒りに満ちたものになったのは言うまでもない。

蛇足だが、このわけのわからんことを言い出した女というのが
今の嫁である。


~~続く

# by blue-fin | 2009-07-12 00:46 | すしきゅうカンタービレ
すしきゅうカンタービレ ~番外編~
すしきゅうカンタービレ 
lesson34、35、38、39、40、42、 45
に書かせて頂いた村野先輩が、
(本当は野村先輩といいます)

昨日亡くなられたと連絡がまわってきました。

42歳だと思います。
早すぎます。
リンパ腫のようです。

昨年、音楽監督先生が常任になられた祝賀パーティがあったのですが
その時の写真を見ると元気な先輩の姿がありました。
今年4月にも同輩と野村先輩のことをしゃべっていたのですが
病気の「び」の字も出てきませんでした。

あまりの突然のことに驚く以外言葉がみつかりません…。


私を強引に入部させて下さった先輩、
練習中にカップラーメンをこっそり御馳走して下さった先輩、
合宿で私だけを呼び出してタバコを一緒に吸って下さった先輩、
卒業される時に毎日来ていた赤いジャンパーを私に譲って下さった先輩…


頭の中の整理がつきません。

明日、お別れしてきます。
# by blue-fin | 2008-07-29 00:24 | すしきゅうカンタービレ
すしきゅうカンタービレ  lesson50  ~SUZUKA 2~
前回鈴鹿サーキットのお話を書きましたが
ちょっとだけ余談。
何回も行ってるので時系列はバラバラなのだが…


およそ一週間も合宿生活となると病人が出る。
必ず出る。

環境が変わるから仕方がないのかもしれんが。
まずエアコンの調整がうまくいかないので
(暑すぎたり寒すぎたりする)
やたらみんな風邪気味になる。

女性は便秘になるという。
(ガマンするらしいから)

でも特筆すべきは下宿生どもの体調の壊し方。

普段ろくでもない生活をしているので
毎日決まった時間に起きて(早朝)
三食きっちり頂いて、たばこも遠慮気味に
しっかり運動して酒も飲まず早寝して…
という規則正しい生活をすると体調を壊すらしい(笑)

友人の内山なんか
バスが学校を出た瞬間に鼻血を出してる始末…。
おいおい、まだ合宿始まって2秒だぜ?



でも本番はきっちりやる。
とても厳しくやる。
本番が良くなかったり失敗したりすると
大目玉を食らう。
あの時もそうだった。

4回生の春だったかの鈴鹿のイベント。
遊園地の中をパレードし、広場でドリルを披露する。
一日3~4回。
これを何日もやっているとだんだん「慣れ」というか
「惰性」が生まれて来る。
演奏もなんだかダレて来るし動きも鈍くなる。
一回終わるごとに一応反省会なんかもやるのだが
どうもそれもダラダラしてくる。

そしてだんだんドラムメジャー(行進隊長)の目が
変わってくるのである。
同期の川本がドラムメジャーだったのだが
明らかに回を重ねるごとに顔が険しくなって行っているのであった。

私はそういうのに敏感なので回りの同期のヤツらに
「川本キレそうやで…ヤバいで…そろそろ爆発するで…」
と注意を促していた。

そしてまた本番。

パレードが始まって川本の顔を見る。
け…険しい。
みんなその表情に気づいていつになく真剣に演奏する。
しかし時間が経てば経つほどヤツの顔は真っ赤になり
コチラを睨んでいる。
演奏者はもう必死で一生懸命演奏する。
それでも鬼の形相はひどくなる一方で
こっちももうこれ以上ムリよ、ってところで
突然川本が指揮をやめて列から抜けた。

あああああ!!
とうとうキレさせてしまったぁ!!

それからは指揮者なしでパレードを続け、
そのままドリルも指揮者無しで始めた。

「あかん…終わったらめちゃくちゃ怒られるわ…」

そんな不安を抱きながらの演奏は
とても恐ろしくも鬼気迫る音であった。


ところが何分かして前をみると
川本が何食わぬ顔で指揮を振っている。
顔はとても穏やか。

みんな「????」って感じで続ける。


終わったあと恐る恐る聞いてみた。
「なぁ、川本よ…、指揮途中でやめてどこ行ってたん?」
するとヤツはさわやかな笑顔でこういった。

「ん? うんこしててん。」


えええええええええええ!!!!

アレは怒ってたんじゃなくて
腹が痛くてガマンしてた顔なんかいな!!


やはりみんな体調を崩すのである。
ヤツは自宅生なのに…。

# by blue-fin | 2008-06-28 22:32 | すしきゅうカンタービレ
すしきゅうカンタービレ  lesson49  ~SUZUKA~
一回生の秋にもなると本格的に依頼演奏がドカドカ入ってくる時期になる。
中でも大きかったのが
・F1 開会式典 鈴鹿サーキット
・競馬 エリザベス女王杯 京都競馬場 GIファンファーレ
でしょうか。

競馬の話はまた今度。

F1は開会式でファンファーレやら特賞歌やら吹いて
サーキット上でドリル(マーチング、分列行進などと言う)を披露するという依頼。
本番前日(予選最終日)の夜に実際にサーキットに行ってリハーサルをする。
各ピットではまだまだ皆さんマシンの最終調整などをやっているので
「ぶぉんぶぉん!!」というエンジン音が轟く。

あの…アレって本当にうるさいですよ…。

まぁ、リハーサルっちゅうても我々は本気なんですけどね。
本来ドリルってのは地面にマークが貼ってあって
「自分は今から8拍後にあの印を踏む」なんてことを考えながら
歩くわけです。
でもさすがにサーキットのど真ん中にガムテープは貼れんでしょう(笑)
なので前後左右の建物や壁の切れ目なんかを目印にして
なんとかしろ、と。
だから必死でやりましたよ。一回で覚えなきゃいかんのだから。


みんな真剣にやってたんですけど
ふと見ると同期のサックス吹き、西園寺が時々しゃがんでる。
「ん?足下の目印とか探してるんかな?
 でもそんなもん明日になったら無くなってるで」
と思っていたのだがよく見るとヤツめ、小石を拾ってるじゃないか?

後で聞くと
「ん?記念。」
と何食わぬ顔で答えたあいつは勇者だ。
この状況で土産を気にしているのもあいつぐらいだろう。

一通りリハが終わるとピットの前の壁から声がした。
「ぶらぁぼ!」

ふと見たらそこには神様が二人!

”プロフェッサー”アラン・プロストと”音速の貴公子”アイルトン・セナ

当時、二人ともマクラーレン所属でしたな、そう言えば。
フェラーリはマンセルが乗ってたし。

目が飛び出そうになりました。


翌日、本番が終わってトイレで用を足していると
トイレの窓からどこかで見た人が見えました。

とんねるずの石橋貴明さんでした。
おもわず「たかさぁ~~ん!」と声をかけたら
トイレの窓に向かって手を振ってくれました。


それから卒業するまで何回も鈴鹿サーキットにはお世話になりました。
F3000の開会式や春の遊園地イベントなどなど。
遊園地のイベントになると一週間弱の泊まり込みになるので
これを合宿代わりに利用させてもらいました。
タダ(っていうかお金もらえるし…)で合宿。

うん、いいねぇ。




# by blue-fin | 2008-06-28 22:08 | すしきゅうカンタービレ
近況報告
みなさんお久しぶりです!

えぇっと…
しばらく見ない間にコメントを書いて下さっていた方、
遅くなって申し訳ございません。
特に2月末に管理者だけ宛にコメント頂いたM高校父兄の方、
今日の今日まで気づきませんでした…(どんだけログインしてへんねん…)
本当にすみません。


とりあえず、近況報告をさせていただきます。
…って言ってもそんなに何も変わってないのですが。

まずお店ですが「あのまま」です(苦笑)。
明日にでも寿司屋を開店できる状態です。

閉店後、どなたか寿し久をやってくださる方、
寿司屋じゃなくても何かお店をやって下さる方、
他の店舗として借りて下さる方なんかを募集しておりますが
なかなか条件が合わず、
(金銭面だけではなく、木造ということや同じ建物内で
我々家族が生活していること等々諸事情がいっぱいなのです)
未だ前途不明のままでございます。


んで。

私ですが、4月から”とある”オーケストラに入団させてもらいました。
あ、演奏家じゃないですよ、もちろん。(わかっとるわって?)
事務局員です。
ステージの裏方、楽器運搬や雑用全般をさせてもらってます。
毎日、大好きなバッハやベートーヴェン、モーツァルトなんかに囲まれながら
とても充実した毎日を送っています。
クラシックのみならず、様々なタレントさんとの共演や
全国各地の学校の鑑賞会などもやらせてもらってます。

12年間寿司屋をやってきましたが、
(前にも書きましたけど)やっぱり心のどこかで
音楽に携わって生きていきたいという願望が年々大きくなり
非常にわがままではありますが決断しました。

留守番電話などいろんな手段で店の再開を期待して下さる声も
ありがたく頂戴しておりますが、なにぶんわがままな性格でして…。
本当にすみません。
そしてありがとうございます。


そんなわけで”私が”寿し久を再開するとしたら
定年後、小さな店を営業するという形になると思います。

ブログの方はどうしても続けたいので
「寿し久」とつけるのはとてもおかしいですが(笑)
このまま好きなことをちょいちょい書いていこうと思っています。
すしきゅうカンタービレもまだまだ書かなあかんこともあるし、
今やらせてもらっている仕事も結局は
すしきゅうカンタービレの続編になるわけでして…。
(あ、決してネタに困って転職したんじゃないですからね!)

また時間があれば好き勝手に書いて行きますので
たま~~~に覗いてみてください。

# by blue-fin | 2008-06-13 21:01 | 寿司屋っぽい話
すしきゅうカンタービレ  lesson48  ~異変~
1回生の秋のことである。

今日もいつものようにパートごとで基礎練習。
夏も終わり風もさわやか。
ワシの大好きな季節である。
気分もいい。とてもすがすがしい。

一人で何気なくパラパラとラッパを吹いていた時のこと。

ん?

何かおかしい。
夏の間中、必死で吹かんとできなかったことが
今日、急に楽にできるようになった。

あれ?

涼しくなると急にうまくなるんか?


そう思っていた矢先、
本番のスケジュールが入った。
大学の「創立350周年記念式典」 (←どんだけ古いねん…)
そこで何曲か演奏するという。
おお、久々の実戦。

そして譜面を渡されて個人で練習することに。
トランペットの場合、大抵3つに分かれて演奏する。(4つの時もある)
1st 2nd 3rd (4th)
基本的にうまい人が1stを担当することになっている。
音域が高いのである。(ラッパは高い音を出すのが難しいとされている楽器です)
もちろんワタシは3rd担当。音域は低い。

ところが譜面を見て驚いた。
3rdなのに今まで出したこともない高音が出てくるよ?
こんな音、出るかいな…。

曲はここでも書いたメイナードファーファソンがよく持ちネタにしている
「ハリウッド」って曲。
メッチャクチャ音が高い。

ワタシは半ばあきらめ気分でちょこっと吹いてみた。

ん?

んんんんんん???

あれ?全然苦しくないよ?
っていうか普通に音、出てるよ。

ここで初めて疑問が確信に変わった。

俺、うまくなってる……

そりゃあ、周りのみなさんから比べれば全然ダメだけど
自分の中では奇跡的な変化。

やっぱり環境ってすごい。
「朱に交われば赤くなる」じゃないけど…

誰よりも練習しなかったけど、自分的にはもの凄い練習量やもんな。
あの「地獄の基礎練習にちょっとだけ付き合う基礎練習」でも
これだけの効果が表れるんやな。
練習は嘘つかへん。

こうなると楽器を演奏することが楽しくて仕方なくなる。
調子に乗って長井に聞いてみる。
「なぁ、俺、うまくなったと思わへん?」
長井はイヤな顔ひとつせず
「田村は元々センスあるからな。
 基礎さえしっかりしたら絶対うまくなるのはわかってたよ」
って言ってくれた。
ここまで見越してあの夏の特訓をしてたらしい。
口で言っても絶対に練習しないワシを
自ら練習せざるを得ない状況に持ち込んだ長井。
素晴らしい持久戦やな。
ありがとう、長井。

その年の年末から新年にかけて
ワタシは母校(高校)のサッカーの応援について行った。
東京のサッカー場で吹いた自分の音は
誰よりもズバ抜けていい音だった。

後輩もみんな驚いていた。

「先輩、なんでそんなにうまくなったん?
 めっちゃ練習したんちゃう?」

そんな質問にワタシはこう答えた。

「いや、全然練習してへんよ。
 いっつも友達や先輩の練習をずっと見てただけ。
 でもひとつ言えることは、ずっと左手に楽器を『持っとった』ことかな」


何を言ってるのか自分でもよくわかってないんだけど
なぜか今だに自分の中では『名言』にランクインしています。(笑)

# by blue-fin | 2008-03-25 13:56 | すしきゅうカンタービレ
すしきゅうカンタービレ  lesson47  ~ドラマ?~
秋になり涼しい季節になりました。
(このお話の上で、やで。)

今日もいつものように基礎練習。
パートのみんなで「超」ロングトーンの最中。
この頃になるとワタシは割と普通について行けるようになっていた。
夏の長井の特訓につきあった結果である。

とはいえ、ダルいもんはダルい(笑)

練習しながら
「なんとかしてサボれんもんかのぅ…」
と考えていたまさにその時であった。

中学生ぐらいの男の子が自転車に乗って
猛スピードで大学に入ってきた。
そして我々の目の前を通過して去っていった。
そのすぐ後をなんと数人の警察官がオートバイ(通称ゴキバイ)にのって
追いかけているのである。
(これ、法律的にどうなんかわからんけど
 警察官がバイクで大学の中を走るというのは非常に珍しい光景)

それを見たワタシは「今だ!」と言わんばかりに
練習を中断、楽器を置いてその後を追いかけたのでした。

「大変だ大変だぁ~」とか言いながら(笑)

便乗したのが同じ一回生の長井と川木。

しばらくするとその少年は校舎の中に入って
4階の外階段(非常階段)の踊り場に出て
何か叫んでる。

「来るな~~!!来たら飛び降りるぞぉ~~!!」

ええ??
何これ?何かの撮影??

そして警官は1階で上を見ながら足止め。

3人で話して出た結果なのだが
どうやらこの少年、自転車ドロボーか何かで
追いかけられてるっぽい。
(あくまでも推測)

しかし、それにしてもそんなことで自殺されたら
こっちとしてもたまらない。

そこで作戦会議。

警察はもう完全に動けない。
でもワタシたちは動いているのが自然。
だってただの学生だから。

川木が言う。
「俺と田村で反対側の階段から気づかれんように近づいて押さえよう。
 長井は下で少年の注意を引きつけておいてくれ」

さすが刑事の息子。しっかりしてらっしゃる。
かといって失敗したら人一人死んじゃうよ?
どうするの?川木よ。

そんな心配をよそに川木はコソっと反対側の階段に足を進めた。

そして二人で匍匐前進のように少年に近づき、
(幸い階段の踊り場には鉄の扉があるので間近に近づいても気づかれない。)
あっという間に取り押さえた。
見事である。

川木が少年を捕まえている間にワタシはその踊り場から
下に向かって大声で言った。
「押さえたよー。もう大丈夫よー」

そして下にいる長井を見た。

彼は信じられないポーズをとっていた。
両手を前に出して手のひらを上にして左右にカニ歩きしているのである。

は???


も…もしかして…
万一飛び降りたら下で受け止める気?
そりゃあムリやろ、長井よ。
そんなゲームウォッチみたいな動きでは…

体重50kgとしてもその物体が4階から落ちてくる衝撃を
何だと思ってるんだ?おまいさんは…。


結局無事(?)に少年は警察に保護された。


練習場に戻ってくると
まだ先輩達が何食わぬ顔でロングトーンをしていた。
むむむ…動かざること山の如し…。

私たちもまた途中から参加した。
もちろんその後、怒られましたけど…

でも
「練習よりも人命の方が大切ですっ!」
と言ったら案外納得してもらえました。

きっかけは「サボりたい」だったのに(笑)。


# by blue-fin | 2008-03-07 14:10 | すしきゅうカンタービレ


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